このスタッフブログには何を書いても(公序良俗に反しなければ?)いいことになっています。
湘南ネタじゃないとダメよとか、役に立つことじゃないとダメよとか、プっと笑えないとダメよ…とか、そんなお約束は何もありません。
だから、ちょっとぐらいマニアックなねたでもいいんです、たぶん。
と、サックリ楽屋裏をバラしましたところでプチプラ(=プチプライス=や す い)万年筆の話を一つ。
写真はドイツの高級筆記具メーカー、Pelikan(ペリカン)社が作っている、子ども向け万年筆ペリカーノジュニア。ドイツのお子様たちは、これでペン字を習うそうな。
茅ヶ崎ラスカの5階、川上書店の文具コーナーで買いました。文具専門店なら大体おいてあります。
仕事柄、文具とは切っても切れない生活です。メモを取ったり赤字を入れたり、ペンも紙も手放せません。
でね。校正用の赤いインクを入れた万年筆が欲しかったのです。ずっと。
でもね。ずっと我慢してたのです(主にお財布の関係で)。
そこで、このペリカーノジュニアですハイ。
1,575円也。生ビール3杯でなんならおつりが来る価格です。お店によってはビール2杯+塩辛+らっきょぐらいは行けそうです。
ニトリのCMじゃないけど、まさにお値段以上♪ 買って損なし。
「万年筆が気になるけど、高いし、いざ買っても使うかどうかわからないし…」とためらっている方にこそぜひ試してほしい。ほんと、鉄ペン先とは思えないほどのなめらかなタッチと、さすが専門メーカーペリカンならではのインクフローで途切れも擦れも無縁です。
万年筆ツウの皆様がブログなどで絶賛するのも頷けます。全力で同意します。
写真は赤ですが、ボディーカラーはブルーやグリーンなどもそろっています。
黒はないけど、POPでカワイイです。
クリエーター系の皆さんに人気があるのも頷けます。
いつかはペリカン社のスーベレーンM600(ペリカーノジュニア×20本分ぐらいのお値段)の赤軸を朱入れ用に…と思いつつ、ずっと我慢してたんです(主にお財布の関係で)。
が、当面はこれで満足です。なんでもっと早く買わなかったんだ。ビールを3杯我慢すれば買えたのに…!
ただ、ペン先がMという割にはちょっと太目です。長く使っているモンブランのBよりちょっと細いぐらい。「画数の多い漢字を小さ目の字でくっきりと書きたい」という繊細な方には不向きです。きっとがっかりします。
大雑把…じゃない大らかで沢山文字を書く方や、普段使いのボールペンも0.7~1.0mmの太字を愛している方、覚えていない漢字の細部をグジュグジュっと書いてなんとなくごまかしたい方などに最適です(例:私)。
インクはペリカン純正カードリッジのピンクを選びました。ちょっと渋みのあるマゼンタ…といった発色で可読性も高く、仕事にもばっちり。別売りのコンバーターを使ってお好きなボトルインクを楽しむこともできます。ただしメーカー非推奨。ペリカン社純正のコンバーターをいれても、ぴったりはまらずグラつくそうなので、チャレンジするときは心して。ググると「バネを噛ましてグラつきを抑える」などの対策も出てきます。ヨーロッパ共通規格のカードリッジが使えるので、ペリカン社以外のものを入れることも可能。
ってことで、モンブランに入っていたのコンバーターの装着実験もしてみました(写真ナシ)。
これが…思いのほかぴったり! 全然ぐらぐらしません。むしろ抜けなくて困ったぐらいです。
「こりゃいいや…! もう一本モンブランのコンバーターを買って、あんなインクやこんなインクをいれようウヒヒ」
と、調べてみたら、モンブランのコンバーターの定価は1575円。本体と同じやん…。ちょっとためらいます。
「使い切ったカードリッジを洗浄してインクを詰める」というセコい裏技もあるのでご紹介したいところですが…長くなるのでまた今度。うまくできたら報告しますね。
最初に、「何を書いてもいい」とぶっちゃけたのは、こうしてマニアックな話になることが見えていたからです。てへ。
お付き合いくださった方、ありがとうございました。
ペリカーノジュニア、超イイコなので、ぜひぜひ店頭で試書きしてみてね! ちゃお!
(スガハラ)